Curriculum

For Dual-Schooling

ラーニングトゥリーインターナショナルスクールは、日本の小学校と両立ができる、デュアルスクーリングを開設しています。アメリカの最新カリキュラム、コモンコアスタンダードに沿った現地さながらの授業内容を、放課後の通学で習得し、学年末には、全米統一学力テストを受験し、学年修了の証とします。バイリンガル育成にとても重要なGrade1からGrade6で、臨界期までにしっかり英語の基礎を固め、自国の文化を大切に、異文化を統合させた文化的アイデンティティ形成を目指します。

Inspiration

デュアルスクーリングの大きなゴールは、知的バイリンガル育成です。バイリンガル育成には、子どもの「言語能力」の発達に伴い「思考力」の発達を促す利点があります。教育心理学者のヴィゴツキーやピアジェが言うように、思考と言語は密接に影響し合っています。言語が思考をつくり、思考が言語を作っていくのです。「人間は言葉があったから、思考が発達し、動物では考えられない死の恐怖を感じるようになった」という学者もいます。自分は何処から来て、何者なのだろうと考えられるようになったのは、言語が発達し、知性が発達したからというのです。バイリンガルの子ども達は、その知的な発達が二方向から行なわれます。調べものをするにも、物語を読むにも2つの言語で行いますので、幅広い情報取得や世界が広がります。人と話す時も、二言語話せることで、それぞれの言語の人々とコミュニケーションをとり、それぞれの立場からの意見を聞くことができ、多種の情報や出会いの可能性が広がります。それによって思考もより深まり、知的に発達します。さらに、視野が広がることで、一つの方法で上手くいかなかったら、別の方法を考えるといった柔軟性や発想力、粘り強さが身に付きます。そして、自分が何をするべきか、何の為に生きているのかといった深いテーマを自分で探索できるようになっていきます。社会に貢献しながら、自分の人生を豊かにする、そのために、知的バイリンガル教育はこれからの時代に必要と考えます。

ラーニングトゥリーインターナショナルスクール Preschool & Kindergartenは、2歳児から就学前までの4年保育の英語幼児園として、2022年6月に20年目を迎えました。幼児期の柔軟な時期に、英語で様々な活動をし、ネイティヴの先生と関わりを深めることで、英語が子ども達の体の中に浸透し、母語と全く同じとはいかないまでも、自分の言葉として操れるようになるということは、この19年間で実証できました。卒園後も続けていただけるようアフタースクールも併設しておりましたが、一人ひとりのスケジュールに合わせて授業をとることができる融通性の高さが、反って一番大事な英語を使う場所への愛情と属性を薄れさせ、効果を半減させていました。「英語は道具」という概念から、「英語は教科」に変わってしまうのです。担任制度のない週2日数時間の授業だけでは、英語で活動し、英語で楽しみ、英語で考えるイマージョンの授業生活にはとても敵わないということを実感していました。

そこで、卒園後、日本の小学校に通学しながら、私達の目指す知的バイリンガルに育てることができるように、毎日放課後に通っていただき、担任制の英語イマージョン教育を実践するラーニングトゥリーインターナショナルスクールデュアルスクーリングを開講するに至りました。 世界に出て活躍する時に、育った国のアイデンティティが強みになるということを再認識し、小・中学のうちは日本の教育を受けさせながら、同時に、高校又は大学で英語圏に留学をするための準備として、日本にいながら英語圏のネイティヴが学んでいる内容・レベルで英語を習得させたい、という考え方のご家庭に合っています。近い将来海外に一人で旅立たせることで、様々な壁を乗り越え成長するという経験学習が、英語力だけでなく精神面も思考力もより強く発達させ、人をより知的に育てます。その本場に置かれた時に、日本の小・中学校教育で、丁寧さや思いやり、秩序ある集団生活を学び、アイデンティティの素地を確立していると、グローバル社会での活躍を促進してくれるでしょう。英語力・思考力に加え、また、ラーニングトゥリーインターナショナルスクール小学部は、日本人だけではなく、外国からの駐在員が、自分の子どもを、母語と日本語と英語とのバイリンガル、もしくは母語を含めトライリンガルに育てたいと希望された場合にも、効果的に働きます。

自国文化の小学校に通わせ、その文化と言語を習得し、英語は集中して放課後に学ぶのです。 グローバル化を推進するには、英語を習得し、外国を理解するだけでなく、外国の方々が住んでいる国の文化にも興味を持ち、その文化を習得する機会を提供することも必要と考えます。日本の小学校で、基礎学力、人を思いやる心、空気を読む、協調性、身の周りを自分できれいにする掃除、丁寧さなど、日本の習慣や文化を学びつつ、ラーニングトゥリーインターナショナルスクール小学部では、自分の意見を持つ、論理的にディスカッションをする、独自性の評価など、欧米では当たり前とされていて、日本の教育では二の次にされてしまっている質を育んで行く場所として、子ども達が幅広く、深く、人間力を付けていけるよう指導してまいります。そして彼らが日本を一度飛び出すその時に向けて、情熱に溢れ困難に立ち向かっていく準備を、心を込めてさせていただけたら光栄です。

目標

  1. 英語を自分の言葉として操り、自分で考え、表現できる知的バイリンガルを育成する。
  2. 全米小学校の学年相当の英語力を身につける。
  3. 日本でも評価に値するよう、G4終了までに英検準1級取得を目指し、英検2級は必ず取得する。
  4. 日本と欧米の両方の文化を、自分の中に持つ知的バイカルチュアルを育成する。
  5. G5以上は、週5日進路サポートコースと週3日英語維持コースを設け、進路サポートコースの生徒には、英語取り出しクラスがある中学校、またはインターナショナルスクールやボーディングスクール受験準備のお手伝いをする。

カリキュラム

英語はもちろん、算数、理科、社会の4教科を、アメリカ現地と同様の方法で、ネイティヴ教員が教えます。カリキュラムは、アメリカの最新コモンコアスタンダードに基に、学年末の学力テストで80%以上取れることを目標として作成いたしました。

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カリキュラム詳細

放課後3:00pmからお受入れし、授業に集中できるようまずは腹ごしらえのスナックタイム。その後、英語でクラスメートとくつろぎながら、コーナーアクティヴィティ。

授業は4:05pmからです。

01. Social-Emotional Learning 社会的情緒的学習

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社会的・情緒的学習は、人の発達や成長においてとても重要な教育の要です。Collaborative for Academic, Social, and Emotional Learning (CASEL)をフレームワークに、生徒の学力向上の土台となる社会性や感情コントロールを学びます。

自己管理、自己認識、社会認識、人間関係、責任ある意思決定などに関するトピックについて学習し、話し合い、生徒たちは、自分の感情をうまくコントロールしながら、仲間の感情にも配慮する方法を学びます。

また、自分の行動や決断が日々の生活にどのような影響を与えるかも考えます。

02. Benchmark Advance 教科横断型学習

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アメリカで定評のある「読む・書く・話し合う」ことを通して学ぶBenchmark Advanceカリキュラムhttps://www.benchmarkeducation.com/benchmark-advance-adelanteを導入しています。

このカリキュラムの特徴は、文学、科学、社会といった重点分野が言語教育と密接に連携した教科横断型であること、学年が上がるごとに関連知識を深めるスパイラル方式であることです。

生徒は各学年で必要な情報や知識を習得し、ディスカッションを通して視野を広げ批判的思考を養い、トピックと語彙を増やしていきます。Benchmark Advanceカリキュラムは、コモンコアスタンダードに沿ったもので、実社会の視点を取り入れた生徒の心をつかんでくれるテキストです。生徒たちは3~4週間かけて、1ユニット(一つのトピックを探求するために複数の文章を読みディスカッションする)を学習します。金曜日の探求の時間(Reserch & Inquiry) には、Benchmarkのトピックに沿って理科の実験や工作などを行います。

03.Reveal Math 算数

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コモンコアスタンダードに沿ったRevealのカリキュラムと方法論を活用しています。新しいスキルの習得プロセスは、意味を理解するためのセンスメイキングルーティンと、何を導きだすために学習しているか目的に焦点を当てたフォーカスクエスチョンで構成されています。

算数を身近にするアクティブな授業体験を通して、抽象的な概念に移る前に、まず数学的なものの考え方を発展させます。この洞察力に富むRevealは、生徒が算数に苦手意識を持たず意欲的に取り組めるように、グロースマインドセットを促進させるミニレッスンがついています。また、複数の評価ツールによって生徒の進歩を把握し、効果的な学習の個別化を実施し、生徒一人ひとりが楽しく算数に取り組めるように指導します。

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